誰が得をするのか 2016 1 9

 朝鮮半島が緊張していて、誰が得をするのか。
それは、中国の瀋陽軍区でしょう。
 中国には、7つの軍区がありますが、
瀋陽軍区が最強・最大です。
他の軍区と比較すると、1強6弱の状態と言った方が正確です。
 どうして瀋陽軍区が最強・最大になっているかというと、
外国と長大な国境線で接しているからです。
 瀋陽軍区は最強・最大ですが、
核兵器は保有していません。
 もし、瀋陽軍区が北朝鮮を手に入れると、
「瀋陽帝国」になってしまうかもしれません。
 しかしながら、ロシアに対して緊張緩和、
さらに、朝鮮半島も平和になれば、
瀋陽軍区は、巨大な軍事予算を維持する理由がなくなります。
それどころか、存在意義すら問われることになるでしょう。

2014年 2013 8 4

書名 2014年〜世界の真実
著者 長谷川 慶太郎

 日本の慧眼とも千里眼とも言われる長谷川慶太郎氏には、
世界の未来が、どう見えるのか。
さて、例によって、少し引用しましょう。
「北朝鮮危機は、中国の内政問題である」
 共産党指導部が中国の内政を、
コントロールできない状態に落ち込んでしまっている。
それを物語るのが北朝鮮危機だ。
 反「習近平」の勢力が北朝鮮を握っていて、
それに習近平は指一本、触れられないということだ。
「北京の中央政府と人民解放軍は、一体ではない」
 文革派は、国民の中で少数だが、有力な支持層がある。
それは、人民解放軍だ。
幹部は、すべて文革派である。
彼らは、要するに先軍政治をしたい。
(引用、以上)

瀋陽帝国 2012 9 16

書名 中国大分裂 改革開放路線の終焉と反動
著者 長谷川 慶太郎  実業之日本社

 私は、以前、北朝鮮の軍は、
長く続くエネルギー不足によって、
自然消滅したようなものだと書きましたが、
楽観はできないのです。
 中国の瀋陽軍区が、必要に応じて、
北朝鮮に兵器を貸し出すからです。
 たとえば、北朝鮮の軍事パレードの時に、
強力な兵器を北朝鮮に貸し出して体裁を整えることが可能です。
 北朝鮮は、瀋陽軍区の傀儡国家に近いと思います。
その北朝鮮の弾道ミサイルは、北京に照準を合わせているかもしれません。
 そういうわけで、北朝鮮は、現在、経済制裁下にありますが、
このような経済制裁は、あまり意味がないかもしれません。
 このような現状に、北京政府は何も言えません。
中国には、7つの軍区がありますが、
瀋陽軍区が最強です。
というよりも、1強6弱の状態と言った方が正確です。




















































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